ローマで今度は相方が悶絶

起きると、相方である奥さんが「ダメだ…調子悪い」と言っている。観光に行きたいけど、午前中は無理だという。とりあえず一人で朝食に行くと、添乗員さんがすぐに気づき「奥さんはどうしたんですか?」と言うので、「いや、具合が悪いみたいで…」と言うと、「お休みしてていいですよ。もちろん旦那さんも付き添いますよね?」というので、「え、ああ、そうですね」と言ったが、本心はどちらでもよかった。添乗員さんに迷惑をかけないほうならば。

相方は、一番見たいのがバチカン市国でして、本当に悔しがっていた。気分としては、夜遅めに食べた中華が効いているとかいないとか。オレはヒマなので、すぐ向かいのキヨスクみたいなところに、イタリアで有名なスポーツ新聞「ガゼッタ・デッロ・スポルト」を買って読んだりした。

10時過ぎには少し調子がよくなったので、ツアーに合流するためにバチカン市国にタクシーで向かった。なんとかサンピエトロ聖堂でツアーに合流した。

実は、ここに来るのは人生二度目なのだが、もう、感想は「バカでかい・・・」しかない。荘厳であり、威圧感もある。日本ではありえないスケールに、ただ圧倒されるばかりです。

昼食時、ひょんな事から同じ日に結婚式を挙げた人たちがいる事が発覚した。

その後、コロッセオに行って、トレビの泉に行って、業者間の付き合いもあるのだろう、ローマ三越に連れて行かれた。その後スペイン広場で解散となった。

ちなみに、オレはトレビの泉で「へぇへぇへぇ…」と言って右の手のひらを下にしてはたくような素振りをした、何人目の日本人だったのだろう?

夕食は自由だったのだが、相方がかなり伊料理にてこずっていたので、日本食にする事にした。場所はトリビア…じゃない、トレビの泉の近くの「六甲」。夕食後、タクシーにてホテルに直行。おやすみなさいです。

カプリ島で悶絶

久しぶりに書きます。記憶が古くなりつつあるな。

旅の3日目、ナポリから青の洞窟に行くため、カプリ島行きの高速船に乗る。添乗員さんに「揺れるので酔いますよ」と言われ、船酔いしやすいオレは怖くなった。確かに、乗ってみると大変揺れる。小一時間の船旅であったが、最後の15分がキツかった。あんなに長く感じた15分は久しぶりだった。中学時代に先生に説教されているとき以来だわ。

←これが高速船っす。

カプリ島で高速船を降りると、本来ならモーターボートで青の洞窟の近くに行き、またさらに小さな船で青の洞窟に入るのだが、降りたらすぐに、添乗員さんから「天候不良のため中止」を言い渡された。がっかりする一同の中、オレだけホッと一息。これ以上船に乗ったら、生きる自信がありません…

アナカプリというところにバスで連れて行かれ、観光と昼食。その後、またナポリに同じ高速船で戻る。コーラを買って飲みながら気をまぎらわせたが、最後の10分はキツかった。

ところで今回、ツアーにて行ったんですが、この日あたりから徐々に、周りの参加者の雰囲気がつかめてきた。21人の参加者だったんだけど、新婚とはいえない感じの夫婦が二組、父娘と思しき男女が一組、女性のお一人様が一組、そして残りは新婚という感じの若めの男女だった。

参加者のやる気もまちまちで、ガイドさんの話に真剣に聞き入るウチの奥さんみたいな人から、べったりのカップルとか、色々であった。そんな中オレが楽しみにしていたのは、似ている人探しで、今回の参加者には、荒俣宏、いっくん(=伊藤一朗Every Little Thing)、大矢明彦内山理名に似ている人とかがいた。

その後ナポリの街でカフェに入り、少し散策して、バスでローマに向かう。アウトストラーダの道中、ずっとiPod聞いて寝てました。

夜にローマ着。中華料理屋で食事をしてホテル着。さあ、明日はヴァチカンだ!